おっさんとは呼ばせない!
はぁ…。
徳ちゃんの、極度の心配性は、いつになったら治るんだろ。


「…あ。」


「なに?」


「あの靴下、3日連続で履いてた。」


「汚っ!」


そりゃ臭くなるでしょ。


「加齢臭じゃないでしょ?もう気にしないで、ね!徳ちゃんの誕生日の為に色々準備してるから、一緒に過ごそう。」


「…いいの?」


徳ちゃんは心配そうな声で言った。


私は笑って、


「いいに決まってるでしょ」


と言った。


まったく…。
世話のかかる彼氏だなぁ。
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