おっさんとは呼ばせない!
3●いよSIDE
…バタン!
と、玄関から大きな音がして、リビングから様子を伺った。
どうやら、おにいが帰ってきたみたい。
あれ。
今日はデートじゃなかったっけ?
「おにい。どしたの。」
おにいは、階段を登る一歩手前で、こちらを向いた。
眉間にシワが寄っていて、唇に力を込めてるかんじ。
「なに、その顔。ゆかりちゃんに振られたの?」
私は、手元にあるポテトチップスを次々と口の中に入れながら言った。
「いよ。この階段を登ったら…俺は、息切れをしてしまうんだ。」
「あ、そうなの…」
いきなり、何を言うんだろうか。
てか、人の話聞いてないよね?
「おっさんになったと、思わないか?昔は、サクサク登れてたのに。」
「おにいは、部活とかやって体力あったからじゃない。私は知らないけど。」
うちの階段って、結構、急だから、15歳の私でも、結構辛いんだけど…っていうか、誰でも辛いんじゃん?
「いよ…。お前は、お兄ちゃんの事をおっさんだと思うか?」
へ?いきなり何を言い出すんだ、おにいは。
ああ…あと3日で30歳だから、気にしてんのか。
男もそういうの気にするんだ。
「さあー?」
今まで、そんな事思った事は無いので、首を傾げた。
と、玄関から大きな音がして、リビングから様子を伺った。
どうやら、おにいが帰ってきたみたい。
あれ。
今日はデートじゃなかったっけ?
「おにい。どしたの。」
おにいは、階段を登る一歩手前で、こちらを向いた。
眉間にシワが寄っていて、唇に力を込めてるかんじ。
「なに、その顔。ゆかりちゃんに振られたの?」
私は、手元にあるポテトチップスを次々と口の中に入れながら言った。
「いよ。この階段を登ったら…俺は、息切れをしてしまうんだ。」
「あ、そうなの…」
いきなり、何を言うんだろうか。
てか、人の話聞いてないよね?
「おっさんになったと、思わないか?昔は、サクサク登れてたのに。」
「おにいは、部活とかやって体力あったからじゃない。私は知らないけど。」
うちの階段って、結構、急だから、15歳の私でも、結構辛いんだけど…っていうか、誰でも辛いんじゃん?
「いよ…。お前は、お兄ちゃんの事をおっさんだと思うか?」
へ?いきなり何を言い出すんだ、おにいは。
ああ…あと3日で30歳だから、気にしてんのか。
男もそういうの気にするんだ。
「さあー?」
今まで、そんな事思った事は無いので、首を傾げた。