おっさんとは呼ばせない!
おにいは、妹の私から見ても結構イケメンだと思うし。
背だって高くて、細くて、お洒落で。
おっさんと呼ぶには、無理があると思う。
…そんな事、友達に言ったら、『ブラコン』とか言われてしまったけど。
「なに、呼ばれたいの?おっさん、って。」
からかうつもりでそう言ったら、おにいは、目の色を変えてこちらに向かってきた。
「おっさん、って、言うなああああぁぁ!!」
………。
ええ――――――――――!?
いや、あのさ、今…振ったの…おにいじゃん?
私、悪く…無いよね?
私は口の前で、入れる筈だったポテトチップスを、口から離した。
おにいは、しばらく私を睨んで、少ししてから階段を登っていった。
上から、『ぜえぜえ』という声が聞こえてくる。
そして、しばらくして、お母さんが買い物から帰ってきた。
私はお母さんに近付いて、こう耳打ちした。
「家の中で、『おっさん』って言うの禁止だからね。時に、おにいの前では。お父さんにも言っておいて。」
そう言うと、お母さんはキョトンとした顔をしていた。
背だって高くて、細くて、お洒落で。
おっさんと呼ぶには、無理があると思う。
…そんな事、友達に言ったら、『ブラコン』とか言われてしまったけど。
「なに、呼ばれたいの?おっさん、って。」
からかうつもりでそう言ったら、おにいは、目の色を変えてこちらに向かってきた。
「おっさん、って、言うなああああぁぁ!!」
………。
ええ――――――――――!?
いや、あのさ、今…振ったの…おにいじゃん?
私、悪く…無いよね?
私は口の前で、入れる筈だったポテトチップスを、口から離した。
おにいは、しばらく私を睨んで、少ししてから階段を登っていった。
上から、『ぜえぜえ』という声が聞こえてくる。
そして、しばらくして、お母さんが買い物から帰ってきた。
私はお母さんに近付いて、こう耳打ちした。
「家の中で、『おっさん』って言うの禁止だからね。時に、おにいの前では。お父さんにも言っておいて。」
そう言うと、お母さんはキョトンとした顔をしていた。