パステルカラーの恋模様 2
~妄想~
ピピピ…
「ん~…みひょの、時計…止めて…むにゃむにゃ…」
「ふわぁ~…ほっ…」
タマゴ形の時計を止めてまたゴロンと横になるあたし。
でもまだ時計の音が。
ピピ、ピピ、ピピ…
「啓ひゃん、ペンギンの方……」
「んん~…」
なぜかあたし達は、目覚まし時計をいくつもセットしてて、それでも起きなくて…。
「…えっ!今何時?!朝ごはん!啓ちゃん!遅刻す……」
あたしが慌てて啓ちゃんの肩をゆすると、啓ちゃんがあたしの腕をぐいっと引っ張って、寝癖頭のまんま、目を細くして笑うの。
そんで一言…!
「いいの、今日はお休みだから。まだ寝てよ」
ベッドの中の啓ちゃんは、いつにもまして甘えん坊。
「ひひ、くすぐったいよ~」
そうして寝起きのあたし達は、幸せに、にゃんにゃんして……。
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