パステルカラーの恋模様 2
やっぱ将来の事考えて、料理くらいできないとね…なんて、気にし出しているこの頃は、あたしも家事を手伝ったりして、少しは料理できるようになってきた。
今日はその成果を見せる時!
じゅーじゅー野菜を炒めながら、チラっと啓ちゃんを見る。
すると、あぐらをかいてソファーに座っている。
バラエティーのクイズ番組かな?
時々啓ちゃんは楽しそうに笑い声をあげた。
啓ちゃんの膝に足を乗せているポポ。
くふふ、やっぱりいつ見ても微笑ましい光景。
啓ちゃんの背中を見てると、抱きつきたくてウズウズする。
あ~ダメダメダメ!料理中なんだからっ!
う~でもやっぱり抱きつきたい!
啓ちゃんの背中は魔法の背中だ。
サラダやスープも作り、最後の仕上げに取りかかっていく。
すると啓ちゃんがヒョコッとこっちへやってきた。