パステルカラーの恋模様 2
そして、あたしの肩にぴょこっと顎を乗せた。
「ねぇ、ご飯まだぁ~?」
「もうすぐ出来るから、向こうで待ってて」
「は~い」
そう言って、ちょっと口をとがらせ、ミニトマトを一つつまみ食いして、居間に戻っていく啓ちゃん。
ずきゅ~ん!
か、可愛い。
何か今日は、子供みたいな啓ちゃん。
いつもより甘えん坊。
何かこういう図、すごい憧れてた~!
何か新婚さんみたい!
て事は、あたし新妻?
きゃ~!!
料理を食卓へ運び、啓ちゃんを呼ぶ。
「美味しそう~!」
可愛い黄緑とオレンジのリンゴのランチョンマット。
2つ並んだオムライス。
そして2人、へへっと笑い合って一緒に手を合わせた。
「いっただきま~す」
「ケチャップで、お互いのに描こうよ。はい!こっち」
「え~本当にやるの?」
何て言いつつも、啓ちゃんのお茶目な意見に、あたしも大賛成。
「じゃじゃじゃじゃーん!」