パステルカラーの恋模様 2

「スキあり!」

「うわっ!うわっははは!わきはだめだって!あっはは!やめ~!」



しばらくじゃれていると、啓ちゃんに手首を掴まれ止めさせられた。

そしてちゃんと座りなおす。



「…やめなさいて」

「だって啓ちゃん可愛いんだもん」

「可愛いって言うにゃ~!」



あ、噛んだ(笑)



「啓ちゃんが女の子だったら、すごい可愛いんだろうな」

「…女の子じゃない」

「だからもしもの話……」




急に、掴まれた手首をもっと強く握られた。



びくともしない。

じんじんと熱くなっていく。




ふいに、2人は見詰め合う。

あれ、ちょっと、この雰囲気は……。
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