パステルカラーの恋模様 2
頑固親父vsマシュマロ王子
引き留める間もなく、バタバタと階段を駆け上がるお母さん。
そして、あたしの部屋のドアでひかえめに咳ばらいをし、髪を整えた。
ついでにオチャメに瞬き。
……何でお母さんが、そんな気合い入れてんの〜!
「お母さん、ちょ!待っ…」
「入りますよー!」
遅かった…!
お母さんは軽くノックをし、ガチャっと部屋のドアを開けた。
その瞬間、
「美園〜!ごめん、美園の分のお菓子も食べちゃった〜!」
「えぇ…!?」
うそーん!
啓ちゃんがお母さんに抱き着いている。もちろんあたしと間違えて。
何だ、この図〜!!
あたしが慌てて顔を出し、
「啓ちゃん!」と言うと、啓ちゃんは目を点にしてから、
「うわあぁっ!」
と、慌てて体を離した。
お母さんはびっくりしながらも、啓ちゃんを改めて見て、目がハート。
啓ちゃんは状況が理解できててないみたい。目が漫画みたいに、うずまきになっている。
あたしは思わずため息をついた。
そして、あたしの部屋のドアでひかえめに咳ばらいをし、髪を整えた。
ついでにオチャメに瞬き。
……何でお母さんが、そんな気合い入れてんの〜!
「お母さん、ちょ!待っ…」
「入りますよー!」
遅かった…!
お母さんは軽くノックをし、ガチャっと部屋のドアを開けた。
その瞬間、
「美園〜!ごめん、美園の分のお菓子も食べちゃった〜!」
「えぇ…!?」
うそーん!
啓ちゃんがお母さんに抱き着いている。もちろんあたしと間違えて。
何だ、この図〜!!
あたしが慌てて顔を出し、
「啓ちゃん!」と言うと、啓ちゃんは目を点にしてから、
「うわあぁっ!」
と、慌てて体を離した。
お母さんはびっくりしながらも、啓ちゃんを改めて見て、目がハート。
啓ちゃんは状況が理解できててないみたい。目が漫画みたいに、うずまきになっている。
あたしは思わずため息をついた。