君と図書室で

由美ちゃんの叫び声に耳を塞いでいたら、いきなり肩をガシッ!と掴まれた



え、何



そして、今度は肩を思いきり揺さぶられた


「いつなの!!ねえ!!どこで!!なんて喋ったの!!!」

「えぇ、うあ、うっ」

「答えなさああああい!!!」



うぅっ、肩を揺さぶられているせいで、頭が...気持ち悪っ



それでも尚、揺さぶりながら、答えなさいと叫び続ける由美ちゃんにとりあえず静止の言葉をかけた



ていうか、そのままじゃ何も答えられないよ



「答え、るから、やめて....」

「う~、....分かった」



なんとか、振り絞った声が届いたらしく由美ちゃんは揺さぶる手を止めてくれた



危ない、危ない、もう少しで吐くところだった





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