君と図書室で
「話したって言っても対した事じゃ...」
「いいから!!」
「…はい」
どんなに対した事じゃないと言っても、机の上に乗り出して鼻息を荒くしながら聞いてくる由美ちゃんを見たら反射的にはい、と言ってしまった
だって、由美ちゃん怖い...
「ど、どーどー」
「あたしは人間よっ!」
とりあえず取り乱している由美ちゃんを落ち着かせる為に顔の前で両手を広げて言ったんだけど...
何故だか反対に煽ってしまったようだ
あれ?確か本に書いてあったはずなんだけどな
「いいから、話しなさーい!!」
「ちょ、由美ちゃん机叩かないで。ヒビ入ったから、今」
「むきー!!」
「あ、机....」