君と図書室で
何はともあれ、この先輩の様子を見ると、怒っていたりはしていなさそうだ
それなら、あんまり気にしなくていいよね
それに少し、楽しめたし、ね?
「先輩」
「ん?」
「また、一緒に何処か行きましょうね」
そう言って先輩に向かって笑う
それは、正直に思った事
楽しかったから
また、一緒に出掛けたい、そう思った
色々考えていた私は少し冷たくなった紅茶を飲み干した
「......」
先輩はそれからずっと無言だった