ありがと、大好き。
だが、先生は先生だ。
見た目も中身も完璧そうだから、彼女ぐらいいるだろうと思った。
いなかったら、なんでか問い詰めたい。

それくらいかっこよく見えた。



そして数日が過ぎ、体験入部の日が来た。
私は、学活が終わると、すぐさま剣道場へ行った。


最初から剣道部と決めていたから。


ガチャッ


勢いよくドアを開けたら、誰かとぶつかった。



目の前にいたのは、多野先生。



< 11 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop