ありがと、大好き。
乗り換えの駅についたら特急に乗った。席は多野先生と喜屋武に挟まれた。



多分、顔赤いだろうな。クーラーかかってんのに暑いから。顔だけ。


横目で多野先生をチラチラ見ていた。
何か真剣な表情をして、下唇に右手人差し指をあてていた。



チラチラ見ていた私に気づいたのか。
「何だ？俺の顔がどうかしたのか？」


と聞かれてしまった。

「いや、何でもないです・・・。」
本当は先生が気になったから見てただけです。なんていいたかったが言えるはずがない。

「そうか。なら良いんだけど。」


と、また元の体勢に戻った。


その後、特急をおり、目的地に到着した。
そして、タクシー乗り場で、タクシーに乗った。


幸か不幸か、多野先生と喜屋武と同じタクシーだった。
他のタクシーは
加藤琴子先輩、中谷先輩、宮東先輩の三人。


二階堂先輩、石田先輩、齋藤先輩の三人。


そして、加藤健太郎先輩、川上先輩の二人に別れてタクシーに乗った。










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