ありがと、大好き。
先輩たちも到着した。会場の入口に売店があった。


「なぁ、中本、喜屋武。」




加藤琴子先輩が私と喜屋武の肩をぽんぽんっと叩き、話しかけられた。


「何スか?加藤先輩。」


喜屋武が先輩の呼びかけに答えた。



「売店で、手ぬぐいとか買わない?」


「良いですね!お揃いで買いましょう!」


と、話していると多野先生が聞いていたのか、私たちに近づいてきて言った。




「買っても良いから後でにしろよ。」
と言われたから渋々「はぁい。」と三人で答えた。



私たちの後ろでは、男子の先輩たちが川上先輩をいじくっていた。かわいそうに。










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