君色Diary
「……は、葉月?」


「えっ?あ、なに?」


「なにか……悩みごと、とか、ある……?」



聞いていいものかはわからないけど……。

いつも相談とか話を聞いてもらってる身としては、ほっておけないし……。


恐る恐る、開いた口。

チラッと見た葉月は、きょとんとしていて。

そして一気に、悲しそうな顔になった。



「な、ななみぃ……」


「えっ!?は、葉月!?どうした……」


「七海~っ、自分がわからないよ~!!」


「え、ええっ!?」



泣きそうになりながら、ガバッと抱きついてくる葉月。

それを戸惑いながらも受け止めると、一気に視線を感じて。



や、ヤバイ……。

ここ、廊下だった……!!



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