君色Diary
「……今頃、陽向くんと空くんで、バスケやってるんだろうな……」



ふと見た時計は昼の2時を指していて。


今日の部活は午前中だけのはずだし……。

葉月も日陰で観戦してるんだろうな……。

あ、あたしがいないから、葉月も混ざってバスケやってたりして。

部活の時、隅っこの方でかざみん先生と、たまにバスケしてるって言ってたもんね。

それ見て、陽向くんはヤキモチ焼いてるんだろうなぁ……。


そんなことを考えて、クスッと小さく笑う。

でも、その笑みはすぐに消えて。



「やっぱり……そんなすぐにはダメかぁ……」



あたしはボソッと呟いた。


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