君色Diary

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「え!?じゃあ、葉月たちと空くんって、同じ中学だったんだ!?」


「うん。陽向も空もバスケ部で、二人ともレギュラーだったよ」




学校近くにバスケができる小さな公園があるらしく、そこへ向かう途中。

先を歩く空くんと陽向くんを追いながら、あたしは驚いて葉月を見た。


だから三人とも、お互いを名前で呼ぶくらい仲がいいんだ……。

なんか……ちょっとだけ、安心したかも……。


ホッと一息つくと、それに気づいた葉月がニヤッと笑う。

そしてあたしの顔を覗き込むと、小さな声でそっと囁いた。



「……空のこと、好きなんだ?」


「えっ!!?」



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