君色Diary
「私ね、空にもメール、届いてると思ってたの。だから、何も言わなかった。図書室にいる空に、メールも電話も、なにもしなかったの」
葉月は、そのときのことを思い出すように、遠くを見つめて話す。
その表情は、どこか穏やかで。
でも、少し寂しそうで。
そんな表情を見つめていれば、フッとあたしの方に視線が向いて、目が合う。
それに思わず「ごめん……」と呟けば、葉月は呆れたように笑って。
「謝ってほしいわけじゃないよ。ただ、七海には……早く、空と会ってあげてほしいなって」
「え………?」
「空は誰よりも、七海のこと、心配してたよ」
そう言って、ふわっと笑った葉月。
それと同時に、ギュウッと胸が締め付けられて。
葉月は、そのときのことを思い出すように、遠くを見つめて話す。
その表情は、どこか穏やかで。
でも、少し寂しそうで。
そんな表情を見つめていれば、フッとあたしの方に視線が向いて、目が合う。
それに思わず「ごめん……」と呟けば、葉月は呆れたように笑って。
「謝ってほしいわけじゃないよ。ただ、七海には……早く、空と会ってあげてほしいなって」
「え………?」
「空は誰よりも、七海のこと、心配してたよ」
そう言って、ふわっと笑った葉月。
それと同時に、ギュウッと胸が締め付けられて。