君色Diary
「あ、う、え……っと……。そ、それ、が、どうした、の……?」
まるで壊れたロボットのように途切れ途切れに話す。
あたしの好きな人は空くんという意味で言ったことを理解しているのか。
それとも、また別の意味で……例えば、あたしに好きな人がいるだけだと思っているのか。
確立が高いのは前者の方だけど……はっきりと、確かめたいから。
次に“好き”と言うときは……もっとちゃんと、言いたいから。
そう思いながらも、やっぱり体は緊張していて。
膝の上で握り締める手が、小さく震える。
すると、空くんは少しムッとした表情になって。
「……はぐらかす気?」
「い、いや……そうじゃ、なくて……っ」
「……あ、そう。じゃ、もういい」
………え……?
まるで壊れたロボットのように途切れ途切れに話す。
あたしの好きな人は空くんという意味で言ったことを理解しているのか。
それとも、また別の意味で……例えば、あたしに好きな人がいるだけだと思っているのか。
確立が高いのは前者の方だけど……はっきりと、確かめたいから。
次に“好き”と言うときは……もっとちゃんと、言いたいから。
そう思いながらも、やっぱり体は緊張していて。
膝の上で握り締める手が、小さく震える。
すると、空くんは少しムッとした表情になって。
「……はぐらかす気?」
「い、いや……そうじゃ、なくて……っ」
「……あ、そう。じゃ、もういい」
………え……?