君色Diary
「皆、どこ……?」
小さく呟いた言葉。
それさえも人の波に飲まれる。
ジワッと目の奥が熱くなりかけたとき、不意にぽんっと頭に手が置かれた。
「……なに探してんの?」
「え……?」
そんな声に顔を上げれば、優しく微笑む空くんがいて。
「そら、くん……」
「ん?」
「……よ、よかったぁぁぁっ」
驚きと安心。
それにさっきまでの緊張があふれて、思わず涙目になってしまう。
たくさん人がいる中だっていうのに、あたしはその場にしゃがみこんだ。
小さく呟いた言葉。
それさえも人の波に飲まれる。
ジワッと目の奥が熱くなりかけたとき、不意にぽんっと頭に手が置かれた。
「……なに探してんの?」
「え……?」
そんな声に顔を上げれば、優しく微笑む空くんがいて。
「そら、くん……」
「ん?」
「……よ、よかったぁぁぁっ」
驚きと安心。
それにさっきまでの緊張があふれて、思わず涙目になってしまう。
たくさん人がいる中だっていうのに、あたしはその場にしゃがみこんだ。