君色Diary
何度も何度も打ちあがる花火。
ゆっくりと離れた唇は、またゆっくりと重なって。
「………ん…」
下からすくうように、優しくキスされる。
引き寄せられた体は、いつのまにか抱き上げられていて。
「……大好き」
そう呟いたのは、どっちの声か、わからない。
何度も何度も、回り道をして。
だけど、無駄なことはきっとなにもなかった。
その分、気持ちは大きくなったんだから。
重なるふたつの影は、なかなか離れなくて。
そんなあたしたちを、何色もの花火が、ずっと照らし続けた。
ゆっくりと離れた唇は、またゆっくりと重なって。
「………ん…」
下からすくうように、優しくキスされる。
引き寄せられた体は、いつのまにか抱き上げられていて。
「……大好き」
そう呟いたのは、どっちの声か、わからない。
何度も何度も、回り道をして。
だけど、無駄なことはきっとなにもなかった。
その分、気持ちは大きくなったんだから。
重なるふたつの影は、なかなか離れなくて。
そんなあたしたちを、何色もの花火が、ずっと照らし続けた。