君色Diary
「なんでだよ。なんかやましいことでも書いてあんの?」
「違うよ!そ、それを言うなら、空くんだって、いつからあたしのこと…す、好きか、教えてくれないじゃんか!」
イスに座る空くんよりも、先に立ち上がって、手帳を開こうとする空くんの妨害をしながら、そう叫ぶ。
空くんは教えてくれないのに、あたしだけ教えるのは不平等だもん!
そのためには、日記を死守しないとダメで……。
立ち上がられたら、高さ的に負ける……!
それを防ぐためにも、空くんを立たせたらダメなんだから……!!
そう思いながら、手帳を取り上げようと腕を伸ばす。
すると空くんは、不意に手帳を机に置いて。
それにきょとんとしながら空くんを見つめれば、同じように見つめ返された。
「……俺が教えれば、日記、見せてくれんの?」
「……へ?」
思わず聞き返した言葉。
驚いて空くんを見れば、いたって真面目な顔で話していて。
「違うよ!そ、それを言うなら、空くんだって、いつからあたしのこと…す、好きか、教えてくれないじゃんか!」
イスに座る空くんよりも、先に立ち上がって、手帳を開こうとする空くんの妨害をしながら、そう叫ぶ。
空くんは教えてくれないのに、あたしだけ教えるのは不平等だもん!
そのためには、日記を死守しないとダメで……。
立ち上がられたら、高さ的に負ける……!
それを防ぐためにも、空くんを立たせたらダメなんだから……!!
そう思いながら、手帳を取り上げようと腕を伸ばす。
すると空くんは、不意に手帳を机に置いて。
それにきょとんとしながら空くんを見つめれば、同じように見つめ返された。
「……俺が教えれば、日記、見せてくれんの?」
「……へ?」
思わず聞き返した言葉。
驚いて空くんを見れば、いたって真面目な顔で話していて。