君色Diary
「よかったね、陽向くん!」
「おう!そういや、ななみんは数学どうだった!?」
あたしも嬉しくて笑顔で言えば、陽向くんはハッとした表情で見つめ返してくる。
その言葉に、あたしも「そうだった」と思い出せば、「あのね……」と言いかけて。
それと同時に、ガラッと図書室のドアが開いた。
「ごめん、遅れた……って、なに抱き合ってんの、二人とも」
パッと全員でドアの方を向けば、少し驚いた表情で入ってきた空くん。
その視線の先には、未だに抱き合ったままの陽向くんと葉月がいて。
「あ、空!!あのね、陽向がテストで全教科平均点越えたの!!」
葉月は抱き合っていることを気にせずに、そのまま笑顔で答えた。
そんな葉月に、空くんは「へー」とだけ答えると、あたしの方を見る。
そして、近寄ってきたかと思うと、ピタリとあたしの前で止まった。
「おう!そういや、ななみんは数学どうだった!?」
あたしも嬉しくて笑顔で言えば、陽向くんはハッとした表情で見つめ返してくる。
その言葉に、あたしも「そうだった」と思い出せば、「あのね……」と言いかけて。
それと同時に、ガラッと図書室のドアが開いた。
「ごめん、遅れた……って、なに抱き合ってんの、二人とも」
パッと全員でドアの方を向けば、少し驚いた表情で入ってきた空くん。
その視線の先には、未だに抱き合ったままの陽向くんと葉月がいて。
「あ、空!!あのね、陽向がテストで全教科平均点越えたの!!」
葉月は抱き合っていることを気にせずに、そのまま笑顔で答えた。
そんな葉月に、空くんは「へー」とだけ答えると、あたしの方を見る。
そして、近寄ってきたかと思うと、ピタリとあたしの前で止まった。