君色Diary
「サンキューな、水原!ビシバシしごいてくれていいから!今度なんかおごってやるよ」
「じゃあ、ポカリでいいです」
「よし、了解!白崎、コイツ、水原空っつって、数学は毎回学年トップだから、遠慮なく聞けよ!」
風見先生は水原くんと、まるで友達のようなやりとりをすると、そう言い残して、図書室を出て行く。
そして残されたあたしと水原くんは、沈黙のまま、お互いに見つめあって。
「さてと…じゃ、早速やるか。時間ももったいないし。……えっと、白崎?」
「あ、白崎七海です。えっと、ホントに数学できないんで……」
「聞かなくても、この前の簡単なテストで28点って時点でわかるから」
おずおずと話すあたしに対して、水原くんは静かにそう言うと、近くのイスに腰掛ける。
えっと……こういう場合、どっちに座れば……?
長机の端に座った水原くん。
隣か向かいか迷っていれば、ポンポンと隣を叩かれて、そそくさとそこに座った。
「じゃあ、ポカリでいいです」
「よし、了解!白崎、コイツ、水原空っつって、数学は毎回学年トップだから、遠慮なく聞けよ!」
風見先生は水原くんと、まるで友達のようなやりとりをすると、そう言い残して、図書室を出て行く。
そして残されたあたしと水原くんは、沈黙のまま、お互いに見つめあって。
「さてと…じゃ、早速やるか。時間ももったいないし。……えっと、白崎?」
「あ、白崎七海です。えっと、ホントに数学できないんで……」
「聞かなくても、この前の簡単なテストで28点って時点でわかるから」
おずおずと話すあたしに対して、水原くんは静かにそう言うと、近くのイスに腰掛ける。
えっと……こういう場合、どっちに座れば……?
長机の端に座った水原くん。
隣か向かいか迷っていれば、ポンポンと隣を叩かれて、そそくさとそこに座った。