転校生は憧れの人




「わぁっ!?」



不幸にも私のリュックは全開だったみたいで、教科書は次々と滝のように流れ落ちる。


あぁ、もう嫌だっ……。



「ご、ごめんなさい!」



私が急いで教科書をかき集めると、次の瞬間、憐くんはフッと笑ってこう言った。






「変わらないね」







< 15 / 309 >

この作品をシェア

pagetop