さよならまでの時間
「りん?」
あたしがずっと黙っていると、聡くんが起き上がり、あたしを見下ろした。
「りん・・・りんの夢は、俺と結婚することなんだろ?俺だって、りんと結婚するのは夢だった。結婚するのは、りんしか考えられない。りんは、俺の夢を叶えてくんないの?」
聡くん・・・
聡くんに真剣な顔でそう言われて嬉しくて、あたしは聡くんにこう言った。
「あたしと・・・結婚してください・・・」
その瞬間、聡くんにまた抱きしめられたあたし。
「りん・・・俺たち、幸せになろうな・・・」
「うん・・・」