刹那のひかり

「乙女心は内緒だよ」

ミキは赤く顔を染めて答えた。

「ちょっと待ってて」

「うん…」

ミキは少し寂しそうな顔をした。

「ナミくんのことが好きです」

小声でミキは呟いた。

ナミは気づいてなかった。

一年の女子がミキのことを

狙っていたことを。

「なぁ!!」

ナミはかたまってた仲間に話しかけた。

「ナミようやく笑うようになったね!!」

カノンが嬉しそうに言う。

カノンは小学生の頃から

ナミのことが好きだ。

「あのさ、ミキを仲間にいれないか?

5人だったののひとりいない

空間寂しくねぇか!?

あの日は戻らないけど

また俺は5人でいたい」

ナミの久々の笑顔

輝いた目

熱い決意に誰も反論はできなかった。

実際に三人は賛成だったが

カノンは賛成じゃなかった。

この日からミキは五人で要ることが多くなった。

ますますナミの隣にも

いる回数は多くなってた。

カノンはだんだんヤキモチ妬いていった。

それから3週間後の放課後

カノンはミキを呼び出した。

空は曇り空。

いまにも雨が振りだしそうだった。
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