刹那のひかり
爆発
「あのさ…」
カノンは話し出した。
普段ふわふわしてて
天然なカノンだが
怒ったら誰が誰だかわからなくなるくらい
それくらいキャラが豹変してしまうのだ。
「ん…なに?」
「ナミをとらないでくれる?」
言い争いが始まった。
「とるなんて人聞き悪いこと言わないでよ」
「だってそうじゃん!!」
ミキはもう堪えきれなかった。
「なにが?」
「ナミはあんたのことばかりで
メールしても返ってこなくなって
電話しても
「あっ、ミキからだわ」とか言って
全然相手にしてくれなくなったの。
どうして?どうして私からナミをとるの!?」
「とってない!!」
「とったじゃん!!」
「だってナミは物じゃなくて
人だからとったとかないもん」
「じゃあナミを好きにならないで!!」
「そんなのカノン卑怯すぎるっ!!」
「じゃあナミのなにを知ってるの!?
ナミのなにが好きなの?
周りのことのなにがわかるのよ!!」
「ナミの誕生日も知ってる
明るいけどネガティブなのも知ってる
私がナミが好きだった
ミサキって女の子なのも知ってる
まだナミだけが前を向けないのも
あの日の約束を守れないでいるのも
まだミサキさんのことを好きなのも知ってる」
カノンは話し出した。
普段ふわふわしてて
天然なカノンだが
怒ったら誰が誰だかわからなくなるくらい
それくらいキャラが豹変してしまうのだ。
「ん…なに?」
「ナミをとらないでくれる?」
言い争いが始まった。
「とるなんて人聞き悪いこと言わないでよ」
「だってそうじゃん!!」
ミキはもう堪えきれなかった。
「なにが?」
「ナミはあんたのことばかりで
メールしても返ってこなくなって
電話しても
「あっ、ミキからだわ」とか言って
全然相手にしてくれなくなったの。
どうして?どうして私からナミをとるの!?」
「とってない!!」
「とったじゃん!!」
「だってナミは物じゃなくて
人だからとったとかないもん」
「じゃあナミを好きにならないで!!」
「そんなのカノン卑怯すぎるっ!!」
「じゃあナミのなにを知ってるの!?
ナミのなにが好きなの?
周りのことのなにがわかるのよ!!」
「ナミの誕生日も知ってる
明るいけどネガティブなのも知ってる
私がナミが好きだった
ミサキって女の子なのも知ってる
まだナミだけが前を向けないのも
あの日の約束を守れないでいるのも
まだミサキさんのことを好きなのも知ってる」