刹那のひかり
ミキの心は十二分に
傷ついていた。
雨に打たれても
打たれ足りないくらいに
ミキの心はボロボロだった。
数字間後教室に残ってた3人が
息を切らしながら
ミキを迎えにきた。
「ミキ!!なにしてるんだよ」
座り込んでしまってるミキを
ナミが立ち上がらせた。
ミキはナミを掴む手を振りほどいて
後ろを向いた。
「ミキ!なにがあったんだよ!!」
「なんにもないっ!!」
ミキが始めてナミに歯向かった。
「ミキ!」
「そんなきつい言い方しないでよっ」
「なにがあったの?」
「カノンはナミのことが好きで
みんなナミが好きで
私もナミが好きなの!」
「ならそう言えば良いじゃん」
「いえるわけないよ」
「なんで?」
「だって私ふられるって思ったから」
「ふるわけねぇじゃんっ」
「どうして?いいきれる?」
「いいきれるっ!!俺はミキが好きだから
ミキといることであの日の心の穴が
埋められたから」
ふたりとも吹っ切れていた。
お互いの気持ちは爆発してた。