刹那のひかり
いじめ

翌朝ナミの携帯電話に

3人からメールが入ってた。

3人のメール内容は同じこと。

「今日は3人で行くわ…ごめんな」

3人の意図は見えてた。

先に行ってカップルを冷やかそう

って…

いつも待ち合わせてる場所にナミが行くと

ミキが寂しそうな表情で待ってた

「ミキ!!」

名前を呼ぶとミキの顔に笑顔が戻った。

ふたりはぎこちないまま

登校した。

なにを話すこともなく。

学校に着くやいなや

「ミキちゃーん?ちょっといいー?」

沢山の女の子に呼び出された。

「ちょっと待ってて」

「おう」

そう言ってナミとミキは離れた。

教室て待機してた3人は目を疑った。

ナミは来たのにミキがいない…

「あれ?ミキは?」

「ちょっと用事があるみたい」

「つまんねえの」

そのころミキは8人もの人に囲まれていた。

「あの、なんですか?」

ミキが聞いた。

「ねぇミキちゃんだよね?」

「うん」

「転校してきたばかりだよね?」

「なに偉そうにしちゃってんの?」

「してないよ」

「わたしたちのナミをとらないでっ」
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