刹那のひかり
今日のナミの服装は

黒の薄い長袖に

革ジャン

ダメージジーンズにブーツ

マフラーを巻いた。

鍵を急いで閉めて

猛ダッシュした。

待ち合わせの場所は

いつも五人で集まる

時計台の下。

ミサキの方が家が近かった。

女を待たせるなんて…

俺が誘ったのに。

こんな寒い冬なのに。

ナミのプライドが許さなかった。

ナミは昔から足が速かった。

15分後

ナミは時計台の下に着いた。

いつもは30分もかかるのに…

ナミの吐息は

真冬の景色に白く溶け込んだ。

お酒を飲んでるナミにとって

走ることは

胸がつぶれそうなくらい

しんどいことだった。

それから10分後ミサキが見えた。

片方の手を革ジャンの

ポッケに手を突っ込んで

軽くミサキに手をふった。

ミサキは満面の笑みで嬉しそうに

手をふった。

ミサキはブーツに

白いロングコート

髪は茶髪で軽く巻いてた。
< 4 / 29 >

この作品をシェア

pagetop