素敵に政略結婚♪◆


リュートと春乃が、
二人で和んでいるところに、
邪魔が入ったのはそのすぐ後であった。


「もしかして、春ちゃん?」

懐かしい声とともに、
夕闇の柔らかくて冷たい風が入り口から入ってきて
春乃を包んだーーーー
















「-----っ。

 な・・
 
 夏樹さん・・・」




ようやく出てきた声は
なぜだか少しかすれて、
息がつまりそうだった。




< 113 / 213 >

この作品をシェア

pagetop