素敵に政略結婚♪◆
病的愛情
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夏樹さんは私の従兄弟。
だから、
結婚式には出ないといけなかった。
婚約者の静香さんは相変わらず綺麗で、
白いウエディングドレスが
白い肌によく映えてとても輝いて見えた。
中学生の私も
少しオトナっぽいサーモンピンクのドレスを着込んで
式に参加した。
「春乃~。
夏樹と静香さんのところ行くから、
いらっしゃい。」
「わ・・私はいいよ、ママ。パパと行ってきてよ。」
「何言ってるの。
あなた、夏樹さん夏樹さんってあんなに懐いていたじゃない。
ちゃんとお祝いの言葉ぐらい・・・」
もう、思春期だからかしらねぇ~なんてのんきに母がつぶやく。
・・・そういうわけじゃないんだけど。
ただ、
家に打ち合わせに来ていたあの日
夏樹さんの浮気現場を目撃してーーー
私の・・・
私のファーストキスを奪われたから
会いたくないだけ。
なんて、ママに言えないよね・・・
静香さんは
夏樹さんの浮気を知ってるんだろうかーーー
なんて、思いながら、
控室のドアをノックした。
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夏樹さんは私の従兄弟。
だから、
結婚式には出ないといけなかった。
婚約者の静香さんは相変わらず綺麗で、
白いウエディングドレスが
白い肌によく映えてとても輝いて見えた。
中学生の私も
少しオトナっぽいサーモンピンクのドレスを着込んで
式に参加した。
「春乃~。
夏樹と静香さんのところ行くから、
いらっしゃい。」
「わ・・私はいいよ、ママ。パパと行ってきてよ。」
「何言ってるの。
あなた、夏樹さん夏樹さんってあんなに懐いていたじゃない。
ちゃんとお祝いの言葉ぐらい・・・」
もう、思春期だからかしらねぇ~なんてのんきに母がつぶやく。
・・・そういうわけじゃないんだけど。
ただ、
家に打ち合わせに来ていたあの日
夏樹さんの浮気現場を目撃してーーー
私の・・・
私のファーストキスを奪われたから
会いたくないだけ。
なんて、ママに言えないよね・・・
静香さんは
夏樹さんの浮気を知ってるんだろうかーーー
なんて、思いながら、
控室のドアをノックした。