素敵に政略結婚♪◆

「夏樹さんっ。
 やめてくださいーー

 どうしてこんな事をーー
 私は、そんな・・・結婚なんて考えられないし、
 
 夏樹さんと静香さんは本当にお似合いのーーー」

もう、訳が解らなくて涙があふれそうだった。


「春ちゃん。
 君は気にしなくていいんだよ。

 だいたい、静香が僕に逆らう事なんてできないし。」

「・・・・」

静香さんは、
顔を赤らめて、視線を床にずらした。


「静香は、僕と結婚したいんだろ?」

「-----はい。」

「じゃぁ、僕が離婚したいときに離婚するけどいい?」

そんな無茶な話聞いたこともない。

春乃は、思いっきり顔をしかめた。


「はい。大丈夫。
 夏樹の好きにして…だから……」

「じゃぁ、決まりね。
 春ちゃん。
 君が16になったら結婚しようね?」

「・・・・へ??」

余りの急展開に
春乃はもう思考回路が止まりそうだった。


ーーー結婚?


結婚??

夏樹さんと??

今から、結婚する夏樹さんと??

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