素敵に政略結婚♪◆
***
「綺麗だったわね~
春乃もいつかああやってお嫁に行くのかしら。ねぇパパ?」
「え?
そうだなぁ。
でも、想像するだけで泣きそうだな・・・」
両親の会話を聞きながら
春乃はただぼーっと帰りの車に乗っていた。
「春乃、元気ないみたいだけど大丈夫?」
「だ…大丈夫。ちょっと疲れちゃっただけ」
ママが顔を覗き込んできた。
まさか言えない。
夏樹さんにプロポーズ?されたって…
「そう?
大丈夫よっ。春乃にはパパと素敵な人を見つけてあげるからっ。」
「やだ、結婚相手とかまだ早いしーー
それに自分でちゃんと見つけますっ。」
ママの意見にあわてて私は却下した。
「何言ってるんだ。
春乃には結構申込みも多いんだよ。
幼いころからの婚約者ってのもありだろう?」
パパが楽しそうに付け加えた。
確かに、
私の周りには、何人か『婚約者』がいる人も多い。
「夏樹のような優しいひとがいいわね~~」
「そうだな。」
「!!嫌よっ。
夏樹さんだけは絶対に…嫌っ。」
思わず大きな声で叫んだ。
「ど…どうしたの?春乃?」
ママの声も遠くで聞こえた気がした。
「綺麗だったわね~
春乃もいつかああやってお嫁に行くのかしら。ねぇパパ?」
「え?
そうだなぁ。
でも、想像するだけで泣きそうだな・・・」
両親の会話を聞きながら
春乃はただぼーっと帰りの車に乗っていた。
「春乃、元気ないみたいだけど大丈夫?」
「だ…大丈夫。ちょっと疲れちゃっただけ」
ママが顔を覗き込んできた。
まさか言えない。
夏樹さんにプロポーズ?されたって…
「そう?
大丈夫よっ。春乃にはパパと素敵な人を見つけてあげるからっ。」
「やだ、結婚相手とかまだ早いしーー
それに自分でちゃんと見つけますっ。」
ママの意見にあわてて私は却下した。
「何言ってるんだ。
春乃には結構申込みも多いんだよ。
幼いころからの婚約者ってのもありだろう?」
パパが楽しそうに付け加えた。
確かに、
私の周りには、何人か『婚約者』がいる人も多い。
「夏樹のような優しいひとがいいわね~~」
「そうだな。」
「!!嫌よっ。
夏樹さんだけは絶対に…嫌っ。」
思わず大きな声で叫んだ。
「ど…どうしたの?春乃?」
ママの声も遠くで聞こえた気がした。