素敵に政略結婚♪◆


海はキラキラ太陽の光を反射して、
なんだか目を奪われる。


何人かが奥でサーフィンを楽しんでいるようだった。


夏樹さんが車を止めたのは
海沿いの一軒の喫茶店だった。


「春ちゃん。どうぞ。」

「ありがとうございます。」

スマートに車の扉をあけられて、
手を添えられる。


「あの…ここはーー」

「カフェ。」

曖昧に笑って
夏樹さんは私の手を引いて
店の中に入った。


< 148 / 213 >

この作品をシェア

pagetop