素敵に政略結婚♪◆
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「---し。

 けんしーーー


 建志・・・??」



どうしよ。

春乃は困ったように
ベッドに倒れこんだ旦那様を見つめる。


疲れたーっていって
帰ってきて、
軽くほほに触れた建志はそのまま
ぱたんとベッドに倒れて、
気を失うように眠っている。


大丈夫なのかな…?


ちょっと心配で
頬にふれてからおでこに手を当ててみる。


熱はないし、
規則正しい寝息を立てている。




着替えもせず寝るくらい
お仕事疲れたのかしらーー



「きゃっ。」

急におでこに当てた手首をつかまれて
思わずびっくりする。


「あーゴメン。
 春乃。

 疲れちゃって。」


そういいながら、
優しく抱きしめられる。

建志の綺麗な指先が首筋に触れて
ドキンと胸が高鳴る。


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