素敵に政略結婚♪◆

建志はいくつかリュートと会話を交わして、
そのまま
パタンとドアを閉めた。


「春乃ーーーって、なんで服着てるの?」

「え?だって・・・

 恥ずかしくて・・・」

「--ぷっ。リュートがこの部屋に入るわけないだろう?
 こんなかわいい姿の春乃はだれにも見せないよ。

 無防備な寝顔も、かわいい寝起きも

 全部ーー僕のモノ。」


建志はゆっくり近づいてきて、
春乃の頭をふんわりと撫でた。

「--春乃。顔真っ赤。」

「え?--だって・・・あの。建志がそんなこと言うからですっ」

「かーわいい。」

建志は再び春乃の唇をなめるように チュっとキスした。

ベッドの上に腰かけるように座っている春乃に体重をかけて、
春乃は反論する前に、再び柔らかいベッドに押し付けられていた。


でも、今度は春乃も黙っていない。
押し倒されながら、抵抗する。


「建志っ。ダメですーーーっ。

 お仕事の時間がーーーーっ。」

「------ちっ。」


建志が軽く舌打ちをしてはーーと長くため息を吐いた。

確かに時計はもう準備する時間であった。

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