素敵に政略結婚♪◆

建志は少し困ったような、
寂しそうな顔で春乃を押し倒しながら見つめた。

「春乃はーー僕に触れられるの・・・イヤ?」

「!!そんなことありませんっ。」

そんな顔されたら
春乃がすごい建志のことを拒否した見たいだ。

なんだかよくわからない罪悪感でいっぱいになった。


「あのっ。私は、建志に触れられるとドキドキしまし、
 抱きしめられると幸せですっ。

 そりゃあ、心臓は破裂しそうに恥ずかしいですけど、
 もっと私も建志を感じたいってーーーー」

ちゅっ。

軽くキスされて春乃は、改めてにこりと微笑む建志を見つめた。
いたずらっ子のような楽しそうな笑顔。



「ありがとう。春乃。
 僕も、春乃に触れるの大好きだよ。
 柔らかい首筋もーー綺麗な形の胸も。」

そういいながら、建志はチュっとキスを落としていく。

そのまま下までーーーって・・・??

「け・・建志?」

ーーー仕事がっ!!


「春乃?僕に、触られるの・・・好きなんでしょ?」

にっこり優しい笑顔と耳をくすぐるような
建志の声が心地よく春乃を包んだ。



「でもっーーでもぉっ。

 私のせいで、仕事に支障をきたすのは嫌ですーーっ」

涙声になりながら春乃は必死で訴えた。


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