胸キュン
そして肝試し…。
ペアは班の中で二人一組を作る。いない所は三人で。
「亜紀」
俺は亜紀に近付いた。
「え?湊君、怖いから俺と組みたいの?」
応援してやろうとしてんのに…(怒)
「俺は愛しの知花と組みます★恋人同士ですので」
「はいはい(笑)」
亜紀が爆笑している。
「お前、そこまで笑うかぁ?」
いい加減、笑うのやめろよ。
「亜紀、お前彩乃ちゃんと組め」
俺が本題を言うと亜紀は笑うのをやめた。
「へ?」
「知花も翠ちゃんも気付いてるから。お前達の気持ちを。」
お前達を応援してるから。
「は?皆…気付いた…///」
そんな表情しちゃってさ。
「俺は知花とペアになる。翠ちゃんは相田と小夏となるから。亜紀は彩乃ちゃん誘えよ?」
俺が亜紀の肩を叩く。
「湊…」
「亜紀はいい男だよ。振り向かねぇ女はいねぇよ。だから不安そうな顔すんじゃねぇ。いつもの自信満々で男前の亜紀でいろ。」
それだけ言って亜紀から離れると亜紀は…
「湊、ありがとな!」
そう言って凄い笑顔で笑ってた。
ありがとうはこっちだっつーの。