胸キュン


こんな出来事があったのが一週間前。


一週間がたったけど湊は前みたいに優しいし好きって言ってくる。



だんだんあの胸の痛みもなくなってきた。



あの痛みの事を彩乃と翠に聞くと《恋の痛みだ!》って言ってたけど…。



そうだったのかな…?



だけど今は胸の痛みよりドキドキの方が強いんだよね…。



「知花?」


「あっ…ごめん…。ボーッとしちゃってた」



そーだった…。今、湊から話しかけられてんだったよね…。



「私…体力自信ないから…玉入れとかに出たいかも…」


「へぇ。知花ちゃんって体力無いんだ?意外」


「亜紀ちゃん」


「知花ちゃん…。俺の事亜紀ちゃんって呼ぶのやめてくれないかな…?」



亜紀ちゃんとは須賀君の事です。



亜紀ちゃんとはなんだかんだ仲良くなって…今では【亜紀ちゃん】と【知花ちゃん】で呼び合う仲です♪



まぁ…亜紀ちゃんは嫌がってるけどね…。



「なら亜紀君は体力あるの?」


「もちろん!俺、現役野球部だから!翠ちゃんは?」


「私はどーだろ…?人並みだと思うけど。」


「翠、運動出来るの!?仲間だと思ったのに!」


「勝手に仲間にしないでよ!湊君は?」


「俺も人並みじゃねぇかな?一応、俺も現役バスケ部だし。」


「湊、バスケ部なんだ?」


「え!?知花、知らなかったの!?」


「うん。初耳。バスケ部なんだぁ」


「…ショック…」


「えー!なんでぇ?」


「俺は知花の部活知ってる!料理部だろ?」


「何で知ってんの!?」


「そこ、うるさいですよ?静かにして下さいね?」


『…スミマセンデシタ…』


彩乃怖いよ… 泣



エンジェル彩乃で怒るのはデビル彩乃で怒るより恐ろしい…。



彩乃は学級委員長だから前に出て…今でも私達を睨んでる… 怖



「彩乃ぉ!もう集中するからぁ!ごめんなさい」


「頼むよ!まったく!」


「彩乃ちゃん、怖いよなぁ」


最近はこの五人でいるのが当たり前。


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