胸キュン
「…知花ちゃん?」
「そだね。亜紀ちゃんの考えは正しいね。だけどね、時と場合によっては違う答えもあるよ?」
「!」
「何が正しいとかないんだよね…。好きと一緒で自分が正しいって感じた事が正しいんだよね。例えその答えで失うものがあっても…得るものだってあるよね!」
「……」
《亜紀!ありがとな!お前はずっと親友だ!》
「亜紀ちゃん?私は亜紀ちゃん大好きだよ♪」
「…ありがとな。知花ちゃん。」
「えぇ?ありがとうなら私だよ?相談のってくれてありがとう♪」
「お前っていい女だな」
亜紀ちゃんは笑いながら私の頭をぐちゃぐちゃにした。
「あっ、ボサボサだし!亜紀ちゃんの馬鹿!」
こんな事を言ったけど本当は安心してた。
いつもの亜紀ちゃんに戻ったみたいだから…。
亜紀ちゃんはやっぱりいつものはしゃいでる亜紀ちゃんが1番だよ。
だけどやっぱり…亜紀ちゃんだって…誰にも言えない悩み…あるんだよね。
悩みって人それぞれ違うよね…。
この人には深刻な悩みでも私にとったら深刻な悩みじゃないかもだし。
悩みの種類だって様々だよね。
皆の悩みが失くなればいいのに…。
辛い涙じゃなくて幸せな涙だけでいいのに…。
そう考える私は…甘いのかもしれないけど…。