胸キュン


「でも亜紀ちゃんとか告白されないの?」



素朴な疑問…。



カッコイイんだからモテるはずだよね…。



「ん?たまにされるけど断ってる。好きじゃないのに付き合っても仕方ねぇしな」


「へぇ。亜紀君って結構真面目なんだ。」


「恋に関してわね。」


「恋かぁ…。私は恋してるのかな…?」



湊との関係も微妙だし。



最近は…はっきりさせなきゃって感じる。



湊にも悪いし…。



だけど馬鹿な私は…この関係が楽しくて…楽だからまだこのままでいたいって思ってる。



「えへへ♪陽太がお土産楽しみにって!」


「嬉しそうだね…」


「ん?そりゃあね。好きな人からメールとか来たら嬉しくない人なんていないでしょ?」



はっきり言う彩乃は本当に…陽ちゃんが好きなんだって感じる。



陽ちゃんの話しをする彩乃は1番輝いてる。



恋する乙女って可愛い。



「それよりさ、臨海教室のメンバーはくじ引きじゃないらしーよ!」


「え!本当?」


「体育祭で無理させたからお詫びだって。六人〜七人班を作るんだって」


「なら!」


「私達は絶対同じ班になれるよ!」


「嬉しい!」



本当に嬉しい!



この五人で臨海教室行けるんだ!



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