胸キュン


「臨海教室ってさぁ男女ロッジ別々なのかな?」


「別々じゃない?だって男女一緒に寝るなんてないよ。ロッジ別々なんじゃないかな?」



さすがに男女一緒だったらねぇ…。



「だよね。」



翠が納得した直後、彩乃が言った。



「一緒よ?ロッジ。」



「「えぇぇぇえ!!!!!」」



「え?知らなかった?一緒だよね…?亜紀君」


「らしいな。でも部屋は違うって。確か…2階が女子で1階が男子だったよな?」


「この学校に男女別々にロッジ借りるお金あるわけねぇって。」



確かに…10クラスあって…ロッジ借りるだけでもお金かかるのに…男女別々に借りるのは無理だよね…。



「知花♪眠れなかったら俺の部屋来てもいいよ☆」


「結構です。彩乃も翠もいるんだから。」


「なら知花ちゃん♪俺の隣でもいーよ☆」



「いや…だから…」



部屋には彩乃も翠もいるから大丈夫だってば。



「トランプ持って行こうっと。」


「彩乃がトランプなら私はウノにする。」


「翠はウノ?ん〜なら私は人生ゲームのミニを持ってく♪」


「おー。人生ゲームいいじゃん。」


「楽しみだな。」



湊が私に笑いかけてくる。



「うん!楽しみだね!」




早く臨海教室に行きたいなぁ!



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