胸キュン
「わぁ!あれかな?」
目の前に木で出来たロッジが並んでいる。
「結構大きいんだね。びっくり。」
もっとボロくて汚いと思ってたけど大きくて綺麗だ。
「私達は七号館みたいだよ。今、相田君が鍵を先生に貰いに行った。」
「七号館かぁ♪凄い楽しみだよね。」
「亜紀君、荷物持ちご苦労様!ロッジまでよろしくね♪」
「あはは。顔死んでるよ?」
「お前らは“大丈夫?”って言う気持ちはねぇのかぁ…」
「おーい。」
皆でふざけていると相田君が鍵を貰って戻って来た。
「ロッジに入って荷物を片付けたら広場に集合だってさ。二泊三日だから綺麗にな?」
「はーい!班長☆」
そう!今回の臨海教室は二泊三日なのです。
一日目の今日は午前は特に予定は無し。
午後からは夕飯作り。
夜は肝試しがあるみたいだ。
今日の予定はこんな感じです。
「うわぁ!!!!広い!!!!」
思った以上に広くて綺麗だぁ…。
テレビや洗濯機。ここで住める環境が調ってる。
「もう完璧、ここで住めるよね?」
「だねぇ。凄いよね。学校奮発したよね!!!」
「女子の部屋は二階。大きな部屋と小さな部屋があるから。好きな部屋を選びなよ。どっちの部屋にもベッドが二個あるから。」
ベッドは二個かぁ。
どうやってペアを分けようかな?
「部屋の違いはクローゼットがあるかないかだけだから。小さな部屋にもあるにはあるけど小さいらしいから。喧嘩がないように。」
「わかった。ありがとう」
「男子は一階に部屋が一つあって四つベッドがあるから。三人で使う事になります。」
「了解」
男子の部屋にベッドが四つもあるんだ…。
交換して欲しいな。