恋のレシピの作り方
「二十八ですけど」


「え……? 二十八!?」


 それを聞き、麗華は肩肘ついて身を乗り出してきた。胸の谷間が誇張されて、男でもないのについ視線がいってしまいドキリとする。そして綺麗に伸ばされた爪のネイルが妖艶にちらつくと、なんとなく奈央は居心地の悪さを感じた。
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