恋のレシピの作り方
『奈央、今日仕事何時に終わる?』
「今日は……そうね、早番だし、特にやることがなければ六時くらいには終わるかな」
『ほんと? じゃあさ、奈央の新メニュー成功のお祝いに食事しない?』
「え……?」
意図しない相手からの誘い―――。
(どうしてこの誘いが、一条さんからじゃないんだろう……)
『奈央? 聞いてる? 俺も今日は早くあがれそうなんだ、ローザンのロビーで待ち合わせでいい?』
「え……えっと」
奈央は桐野の提案にすぐに頷くことができなかった。
「今日は……そうね、早番だし、特にやることがなければ六時くらいには終わるかな」
『ほんと? じゃあさ、奈央の新メニュー成功のお祝いに食事しない?』
「え……?」
意図しない相手からの誘い―――。
(どうしてこの誘いが、一条さんからじゃないんだろう……)
『奈央? 聞いてる? 俺も今日は早くあがれそうなんだ、ローザンのロビーで待ち合わせでいい?』
「え……えっと」
奈央は桐野の提案にすぐに頷くことができなかった。