恋のレシピの作り方
「れ、麗華さん、すみませんでした! その……急いでたんで、確認しませんでした」


「まぁ、いいわ、これも何かの役に立つかもしれない……生田君ありがとう」


 麗華は徐に椅子から立ち上がると、若干自分よりも背の低い生田に歩み寄って、震える唇に自らを押しつけた。
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