ハチミツ


数分後…




「フムフム…だから朝から絵里ちゃんは、こんなに幸せオーラ全開なのか」


「あれ、オーラに出てた?」


ベロを出しながら言うと、菜奈は呆れながら「出過ぎだわ」っと笑っていた。


菜奈の笑顔はやっぱり可愛すぎる!
だって周りの男子もさっきから菜奈を見てるし、菜奈が笑った瞬間にみんな顔赤くしてるし…

さすが菜奈だなぁ、すごい!


「やっぱ菜奈はすごいなー!」


あたしがほおずえをつきながら言うと、菜奈は顔をしかめながらため息をついた。


「まーたため息ついたー。幸せ逃げるぞー」

「あのね、あんたに言われても嬉しくないよ」


「なんでー?」


「さっきからあんたの事見て顔真っ赤にさせてる奴らが周りにめちゃくちゃいる事気づかなかったの?」





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