ハチミツ



後ろから声がしたからあたしは
俯いていた顔を上げて振り返った。




振り返れば全く知らない男の人が爽やかに微笑んでいた。


…………!!!!!



なんて整った顔立ち!

まぶしいです……
爽やかボーイさん。


あっ!見とれてる場合ぢゃなかった!




「あっはい…直せなくて……」



あたしはショボーンとした。




「俺で良ければ直してあげるよ?」


やったー!!!!

あなた救世主に見えます!

嬉しすぎる言葉にあたしは最高の笑顔で、


「本当ですか?!
よろしくお願いします!!」



すると、爽やかボーイは優しく微かに笑いながら、


「いえいえ、ぢゃあちょっと失礼。」





本当に助かったあ~!


男の人はあたしの隣にしゃがみこんだ。





キュンッ…………







< 5 / 30 >

この作品をシェア

pagetop